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Alternative991's Blog

アニメで気になった描写の忘れ形見

『ef - a tale of memories.』 ~ 表題「ef」と接頭辞ef

アニメ

※軽いネタバレ注意です。

表題「ef」

ef - a tale of memories.』を観終わったので『melodies.』に移る前に表題について思うことをひとつ。この作品で気になったのは「ef」というタイトルの由来と意味。
この一瞥しただけでは捉えどころのない二文字が、どこか異様な存在感を放っている。

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ネットで調べると、舞台となっている音羽町の由来「風が強く、羽音のように町に響く」のwind(風)とwing(羽)の語尾d - gの間に挟まれた「ef」から取られている。

といったものや

使用された楽曲が「悠久の翼」 → eternal featherだからだとかいろんな説があるらしい。

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『咲-saki-』回想シーンにおける蝶描写

漫画 アニメ 咲-Saki-

咲-Saki-』第1巻p.109~110(アニメ第3話)の回想シーンは、照が幼い妹に嶺上開花の役の意味を教えてあげる場面。
現在の咲さんの契機となったであろう一幕であり、転寝してる彼女が回想から覚めた際には、花にいた蝶がそのまま鼻先に描かれ<過去→現在→未来>,<静→動>を示す舞台装置として活かされていました。
 
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ほひょおぉぉお! モブ化する前の幼女咲たんぺろぺろ~
咲-Saki-』の蝶描写については前々から思うところがあったので、今更ながらこの回想シーンについてアニメ版と漫画版を比較しながら書いておきます。

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『ビビッドレッド・オペレーション』には尻叩きが映えるんじゃなイカ?

アニメ 尻叩き

※勢いで書き上げました。申し訳ありません。

作品の基本方針

アニメ『ビビッドレッド・オペレーション』(以下:ビビパン)の方針については、高村和宏監督がインタビューで次のように話しています。

“作品の魅力=キャラクターの魅力だといっても過言ではないと思います。”
電撃G'sマガジン2013年2月号 http://www.vividred.net/special/

“本当は各キャラのお尻に関しても、ひまわりだったらぽっちゃり気味といった違いはあるんですが、そこまで描き分けるのはアニメでは相当難しいんです。なので、描き分けよりもシーンそれぞれでお尻がいかに魅力的に描けているかどうかを優先しています。”
メガミマガジン2013年4月号(Vol.155)

今作に対するキャラと尻に対する方針が窺えますね。ビビパンはストーリーをあえて王道にすることで、作中におけるキャラと尻が占める比重を押し上げた作品であると思います。

尻描写の改善点

素敵な尻描写が多い今作ですが、私が気になったのはフェティッシュである尻が視覚に依拠する外見的・表層的なものとして描かれていることです。
個人的にはこれまでにない濃密な尻描写に膝を打ったものの、同時に近年多くのフェティッシュを描く作品が続くなかただ尻で魅せるだけでは少しばかり物足りなさも覚えてしまいました。
 
 
左・右:『ビビッドレッド・オペレーション』第1話
 
尻描写が「見せるだけ」に終始してしまうとカメラワークも背後からのアップや股間越しカット、ローアングルからアイレベルへのクレーンというように固定化されるため、ビビパンは「尻っていいよね!」と共感を呼ぶことには成功しても、肝心の尻はキャラの身体的記号として隷属させられており、我々が普段から意識している尻以上の価値を見出しづらくなっていると思います。

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「魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st」における主導変転と対面構図

アニメ 魔法少女リリカルなのは

※「魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st」および「魔法少女リリカルなのは」第1期のネタバレがあります。

前置き

ここでいう「対面構図」とはライバル同士や競争勢力が対峙し目線や武器を交わしている構図のこと。お互いの敵対性・相克性を分かりやすく表してくれるので会話や戦闘のほか、商品パッケージでもお馴染みだと思うが、「魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st」では度重なるこの対面構図が非常に印象的だった。

ストーリーの主導側(右)と受動側(左)の構図

まず把握しておきたいのが対面構図における左右配置の一貫性。本作ではストーリーの主導側が右手に、それを受容,反発する受動側が左手に配置されている。
  
左,中:1度目の対峙で圧倒するフェイト  右:なのはが名乗る2度目の対峙
 
2人の対峙シーンは1度目、2度目ともなのはが右(上手)でフェイトが左(下手)に位置している。序盤において主人公のなのはは主導的にフェイトに歩み寄り、呼びかける存在だが、一方のフェイトは受動的にそれを頑なに拒み、排除しようと攻撃を仕掛けてくる。
画像中央はフェイトが上手に位置するためこの構図に反しているように見えるが、これはフェイトがもう1人の主人公であることと、魔法に不慣れななのはが圧倒的な力量差を前にあっさりとその主導を奪われてしまったことの表れだと思う。

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東日本大震災チャリティ企画 山本寛監督アニメーション「blossom」 感想

アニメ

「blossom」は、東日本大震災の2周年である2013年3月11日に、チャリティ団体Zapuniによってプロジェクト第1弾として公開されたうちの1本です。
今作は「かんなぎ」や「フラクタル」などで知られる山本寛(通称:ヤマカン)監督が手がけたもので、『アニメディア2012年06月号』や『Megami MAGAZINE 2012年 07月号』に付属したDVDとはナレーションの換わりに音楽が入るなど内容が異なる様子。
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