『ARMS』第17巻の蝶描写
『ARMS』を読んで感激したのが17巻172Pの蝶描写。
描写の舞台は「アリスの世界」で、これはキース・バイオレットが「バロールの魔眼」という光を操る能力でアリスが抱いた理想の世界を再現したもの。
『ブブキ・ブランキ』第1話のアサギマダラ描写
公式サイト:ブブキ・ブランキ | BUBUKI/BURANKI
冒険活劇謎ロボアクション『ブブキ・ブランキ』第1話(絵コンテ・演出:小松田大全)冒頭の蝶がアサギマダラだった。
アサギマダラは夏は涼しさを求めて日本列島を北上し、冬には暖かさを求めて沖縄や台湾まで南下する海を渡る生態で有名な蝶(参考:アサギマダラの不思議な旅)
『ef - a tale of memories.』 ~ 表題「ef」と接頭辞ef
※軽いネタバレ注意です。
表題「ef」
『ef - a tale of memories.』を観終わったので『melodies.』に移る前に表題について思うことをひとつ。この作品で気になったのは「ef」というタイトルの由来と意味。
この一瞥しただけでは捉えどころのない二文字が、どこか異様な存在感を放っている。
ネットで調べると、舞台となっている音羽町の由来「風が強く、羽音のように町に響く」のwind(風)とwing(羽)の語尾d - gの間に挟まれた「ef」から取られている。
といったものや
使用された楽曲が「悠久の翼」 → eternal featherだからだとかいろんな説があるらしい。
『ビビッドレッド・オペレーション』には尻叩きが映えるんじゃなイカ?
※勢いで書き上げました。申し訳ありません。
作品の基本方針
アニメ『ビビッドレッド・オペレーション』(以下:ビビパン)の方針については、高村和宏監督がインタビューで次のように話しています。
“作品の魅力=キャラクターの魅力だといっても過言ではないと思います。”
電撃G'sマガジン2013年2月号 http://www.vividred.net/special/
“本当は各キャラのお尻に関しても、ひまわりだったらぽっちゃり気味といった違いはあるんですが、そこまで描き分けるのはアニメでは相当難しいんです。なので、描き分けよりもシーンそれぞれでお尻がいかに魅力的に描けているかどうかを優先しています。”
メガミマガジン2013年4月号(Vol.155)
今作に対するキャラと尻に対する方針が窺えますね。ビビパンはストーリーをあえて王道にすることで、作中におけるキャラと尻が占める比重を押し上げた作品であると思います。
尻描写の改善点
素敵な尻描写が多い今作ですが、私が気になったのはフェティッシュである尻が視覚に依拠する外見的・表層的なものとして描かれていることです。
個人的にはこれまでにない濃密な尻描写に膝を打ったものの、同時に近年多くのフェティッシュを描く作品が続くなかただ尻で魅せるだけでは少しばかり物足りなさも覚えてしまいました。
左・右:『ビビッドレッド・オペレーション』第1話
尻描写が「見せるだけ」に終始してしまうとカメラワークも背後からのアップや股間越しカット、ローアングルからアイレベルへのクレーンというように固定化されるため、ビビパンは「尻っていいよね!」と共感を呼ぶことには成功しても、肝心の尻はキャラの身体的記号として隷属させられており、我々が普段から意識している尻以上の価値を見出しづらくなっていると思います。