古戦場用ゲーム音楽 全100曲 Part.2
装備更新に励んだり時速のためにいろいろな編成を試したりが大変な星の古戦場。『グランブルーファンタジー』の大人気コンテンツとはいえ、ときには鬱屈して疲弊してしまう方もいるかもしれません。
この記事では主にそんな古戦場中に聴くとやる気が出るBGMを紹介していきます。
前回に続いて選出は各タイトル1曲で、掲載は原曲初出の年代順。引き続き歌詞付きのボーカル主体曲は避けていますが、今回はあまり縛りを設けずに掲載しています。
1.「Title」『Ghouls 'N Ghosts』河本圭代 編:Tim Follin(1988)
カプコンの横スクロールACT。原曲は『大魔界村』2面の「2nd Bgm」で、Amiga移植の際にPSG音源の作曲家として名高いティム・フォリン氏がアレンジを施した。
前半は独自なグルーヴ感あるベースラインを楽しめ、郷愁が漂う後半では荒廃した村の侘しさに思いを馳せることができる。
2.「ステージ1」『グレムリン2 -新・種・誕・生-』小高直樹/原伸幸/瀬谷辰宇(1990)
サンソフトのステージクリア型見下ろしACTで、同名のアメリカ映画を題材にしたもの。軽妙かつ楽しげである一方で、グレムリンを生み出すモグワイが研究所内をうろついている不穏な空気感が見事に表現されている。
3.「フィルモア」『アクトレイザー』古代祐三(1990)
エニックスのACT+SLG。スーパーファミコンが発売された直後にこれほどハイクオリティな音色を生み出していたのが驚きで、古代氏もTwitterで本作のBGMは自信作だと語っていた。
重厚なオルガンが神と魔王の戦いを描く世界観にプレイヤーを誘ってくれ、強烈なスラップベースが導入部分であるステージ1にふさわしいドライブ感を紡ぎ出している。
4.「Lマップ(通常)」『天外魔境II 卍MARU』久石譲(1992)
ハドソンのRPG。通常時のマップ移動で使用された。ジブリでお馴染みの久石氏が作曲を担当しており、容量の大きいCD-ROMを採用することで生演奏のBGM再生を可能としていた。
肌を心地よく撫でる風を思わせるフルートと弦楽四重奏による演奏から、牧歌的でご機嫌な旅路の風景を想像することができる。
5.「バトル#3」『エストポリス伝記II』塩生康範(1995)
タイトーのRPGでシリーズ2作目。四狂神戦で用いられた。熱気あるバンドサウンドによって全力で戦いに挑む主人公たちの勇姿を盛り上げてくれる。
ボス戦の「バトル#2」やシリーズ通しての楽曲「最終決戦」も聴き惚れるものだった。
6.「さぁ、ちからみなぎる、おれが相手だ!」『ミスティックアーク』森彰彦(1995)
エニックスのRPG。ダンジョン内の通常戦闘で流れる。ボス戦の「ヘイ、たたかってるぜ!」とともにお遊びみたいな曲名ながら熱いギターとドラムが炸裂しており、雑魚戦のBGMとは思えない完成度を誇っている。
7.「Re:Birth II - 四魔貴族バトルメドレー from Romancing Sa・Ga 3」『ロマンシング サ・ガ3』伊藤賢治(1995)
スクウェアのコンピュータRPG。定番ながらイトケン氏で真っ先に浮かぶのがこの曲。四魔貴族戦の楽曲に生演奏を取り入れメドレー化したアレンジで、哀愁を纏いながらもイントロから怒涛の勢いで畳みかけられる音の奔流が圧巻。
収録は2012年発売の「Re:Birth II/ロマンシング サ・ガ バトルアレンジ」
8.「矢来銀座DEポン」『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』増子司 編:目黒将司 (1995)
2006年に発売されたアトラスのRPGでデビルサマナーシリーズ3作目。ゲーム内の麻雀プレイ時に用いられた。自由奔放なサックスの音色からネオン街の楽しげな光景が頭に浮かんでくる。
収録は初回特典の「超力音源集」で、原曲は『真・女神転生 デビルサマナー』の「矢来銀座アーケード街」。
9.「只今お仕事中!」『マリーのアトリエ ~ザールブルグの錬金術士~』山西利治(1997)
ガストのRPGでシリーズ1作目。工房で流れるBGMで、ストーリーが進むごとに調合できるアイテムが増えていく楽しさがストレートに伝わってきた。
以降の作品でもたびたび編曲され用いられておりシリーズ定番の1曲といえる楽曲である。
10.「Theme of the Magician」『ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド2』河内哲也(1997)
セガのガンSTG。初代のボスであるマジシャン戦のBGMを1998年に発売されたシリーズ2作目でアレンジしたもの。当時の筐体STGは対人戦闘を基本とするものが主流だったため、ホラーをテーマにゾンビを倒していく作品は珍しかった。
11.「大地を渡る風」『アランドラ』田中公平(1997)
マトリックスのアクションRPG。フィールドBGM。32bitの内臓音源とは思えない美しい響きで、人の夢の世界に入ることができる少年アランドラの冒険譚が鮮やかに彩られていた。
12.「Moon Over The Castle GT5 Version」『グランツーリスモ5』安藤まさひろ 編:河野啓三(1997)
SCEのオンラインカーライフシミュレーター。歴代のテーマ曲で、こちらは2010年に発売されたシリーズ5作目によるアレンジ。
月夜に照らされた水面を思わせる静謐なピアノからはじまり、車のエンジン始動とともに暴れ出すかのようなエレキギターの主旋律がレーシングらしい疾走感に満ちている。
13.「翔べないカモメの物語」『エリーのアトリエ ~ザールブルグの錬金術士2~』土屋暁(1998)
ガストのRPGでシリーズ2作目。港町カスターニェで用いられた。夏の爽やかな青空を思わせるつつ、どこか置いてけぼりにされるような寂しく悲しげな雰囲気も感じ取ることができる。
14.「Fire Wire」『双界儀』菊田裕樹(1998)
スクウェアのアクションADV。ステージ2“高千穂”のBGMで、伸びやかで舞を思わせるスタイリッシュな弦楽器に目が覚める。
ステージ1“珠州”で流れる「Quake」はタイ語を用いた幻想的な曲に仕上がっており、『ANUBIS ZONE OF THE ENDERS』の「beyond the bounds」や『ゼノサーガ エピソードII』の「fatal fight」などが好きな人にも聴いてみてほしい。
15.「鬼陰戦」『立体忍者活劇 天誅 忍凱旋』朝倉紀行(1999)
アクワイアの忍者アクション。サントラ未収録のため正式楽曲名は不明。冥王に仕える伝説の忍で幾度となくプレイヤーの前に立ちはだかる宿敵・鬼影との戦闘で流れる。
『双界儀』に続き本作のテーマである「add'ua」もアフリカのハウサ語を用いた異国情緒あふれるボーカル曲が用いられていた。
16.「バトル・VSロードブレイザー」『ワイルドアームズ セカンドイグニッション』なるけみちこ(1999)
メディア・ビジョンのRPGでシリーズ2作目。テーマソング「どんなときでも、ひとりじゃない」のインストアレンジでラスボス戦のBGM。
様々な英雄像を描いてきた本作にふさわしく、正義や勇気を讃える曲調がシチュエーションとマッチしていて最高の盛り上がりをみせてくれた。
17.「死闘」『俺の屍を越えてゆけ』樹原涼子(1999)
アルファシステム のRPG。神との間に子を生して一族代々で朱点童子を倒すことを悲願とした作品。本曲は短い時間内に幾度も三味線のフレーズが繰り返される構成となっており、曲名どおり死と隣り合わせにあるボスとの鍔迫り合いを引き立ててくれる。
18.「Atlach_nacha ~Going on~」『アトラク=ナクア』Shade(2000)
アリスソフトの伝奇ヴィジュアルノベル。物憂げなシンセ音に和太鼓、アコースティックギターが加わって耽美で退廃的な雰囲気を生み出している。3部楽曲のうち本曲と「~Huge battle~」「~Adoption~」が流れる最終章の昂ぶりは忘れられない。
19.「Presto」『beatmania IIDX 3rd style』久保田修(2000)
コナミの音楽シミュレーション。楽曲名は“急速に”を表す演奏記号で、くぐもった重苦しい音色と軽快なピアノの響きがマッチしている。ケロQ『終ノ空』の音MADに使用されたこともあり、その完成度は本物のOPでもおかしくないほどだった。
20.「ワイルドウインド」『Napple Tale Arsia in Daydream』菅野よう子(2000)
セガのラブリーポップ・アクションRPG。リズムを刻む打楽器の低音が広大な大地を思わせ、伸びのある弦とティン・ホイッスルの主旋律が吹き抜ける風を連想させる素朴ながらも風情あふれる楽曲。
21.「N.O.A.H.」『アークトゥルス』Sound TeMP(2000)
韓国のソンノリとグラビティが開発したコンピュータRPGで、国内では日本ファルコムから発売された。ラストダンジョンにふさわしく、秘められた未踏の地を突き進む高揚感が伝わってくるBGM。
22.「avec un point d'interrogation 疑問符と共に」『さよならを教えて ~comment te dire adieu~』さっぽろももこ(2001)
CRAFTWORKのファナティックアドベンチャーノベル。高田望美のテーマ。細かいリズムと笛によって夕暮れ時の安寧と不安が入り交じったような奇妙な気分を味わえる。
同じく「immobilite et tourbillon 流れとよどみ」も気に入っていて、周回ゲームにはこうしたあてどなくさまよう気持ちになる曲も合う。
23.「Buggie Running Beeps 01」『Rez』杉山圭一(2001)
セガのミッドナイト・ハイ・シューティング。敵を撃つたびにリズムが増えていく作品で、無音から音楽が作り上げられていく独自なゲームデザインは衝撃的だった。
有名なテクノアーティストによる他の楽曲もおすすめできるもので、プレイ動画なんかも1度見てみてほしい。
24.「スカーレット」『みずいろ』上松範康(2001)
ねこねこソフトの恋愛ADV。同社を代表する楽曲のひとつで、透明感のある音色に軽やかなリズムが清々しい気持ちにさせてくれた。
『narcissu』など多くの作品でアレンジされており、『朱-aka-』の「ScarletⅡ」と『サナララ』の「スカーレット2004」もよく聴きたくなる。
25.「Purity of your smile」『ラグナロクオンライン』Sound TeMP(2001)
韓国のグラビティが開発したMMORPG。三味線と浮遊感のあるシンセサウンドが心地よく、日本をイメージさせる和風の国アマツにぴったりな曲調だった。
26.「Fighting under the blue moon」『夜が来る! -Square of the Moon-』Shade(2001)
アリスソフトのRPG。通常戦闘曲。力強いピアノがスピーディかつ攻撃的に繰り返されるメロディは1度聴いたら耳から離れないものがある。
27.「Elegant Summer」『MELTY BLOOD』来兎(2002)
TYPE-MOONと渡辺製作所の対戦型格闘ゲーム。遠野家ロビーで流れる秋葉のテーマ。ジャズテイストなピアノがシャンデリアや真夏の日差しを思わせる雰囲気抜群の1曲。
余談ながら私が海や渓流に行ってパンツ一丁で日光浴をするときによく聴いている曲でもある。
28.「風のフォルトーネ」『ユーディーのアトリエ ~グラムナートの錬金術士~』土屋暁(2002)
ガストのRPGでシリーズ4作目。タイムスリップによりグラムナートを旅することになったユーディーの寂寥感が抒情的に描かれていた。以降のシリーズでお馴染みの「幽霊少女」とともによく聴きたくなる。
29.「COMBAT 4」『グランディアエクストリーム』岩垂徳行(2002)
エニックスのコンピュータRPGで同シリーズの外伝。特定のボス戦で流れる。オーケストラヒットの多用と後半のギターが織りなすドラマチックなメロディが戦闘シーンを熱く華麗に盛り上げてくれた。
30.「Traverse Town」『キングダムハーツ』下村陽子 編:和田薫(2002)
スクウェアのアクションRPG。主に拠点となるトラヴァースタウンのテーマ。リンクは2017年に発売された「KINGDOM HEARTS Concert -First Breath -」に収録された吹奏楽アレンジ。
各シリーズのタイトル画面で流れる「Dearly Beloved」とともに、どこか懐かしくて落ち着かせてくれる楽曲が魅力的である。
31.「アーカムシティ-嗚呼、麗しき怪異の街よ」『斬魔大聖デモンベイン』立花泰彦(ZIZZ STUDIO)2003
ニトロプラスの荒唐無稽スーパーロボットADV。怪異にあふれ夜が更けても眠らないアーカムシティの様子が目に浮かぶBGM。
主人公にとって守るべき日常や平和の象徴ともいえる拠点街のBGMが魅力的だと、それに仇名す敵との戦いもより切実に感じさせてくれる。
32.「The true mirror」『バテン・カイトス 終わらない翼と失われた海』桜庭統(2003)
モノリスソフトとトライクレッシェンドのRPG。感情に訴えかけてくるヴァイオリンの物悲しさと熱いドラムによって紡がれるメロディが通常戦闘曲とは思えない熱量を誇っている。
33.「Home sweet home」『Beyond Good & Evil』Christophe Héral(2003)
フランスのユービーアイソフトが制作したアクションADV。ジャーナリストとしてスクープや証拠となる現場を写真に収め、それを市民に公開することで世論を扇動し政府の陰謀を暴いていく作品。
日本では未発売だが海外では音楽を含め多くの人気を保っている。
34.「シンジュが森へ」『虫姫さま』並木学(2004)
ケイブの縦スクロール型弾幕STG。Stage1の楽曲で、Xbox360版の初回限定版に付属した「虫姫さま スペシャルアレンジアルバム」に収録されたアレンジ。
リズムのよさと風を切るような笛の音が疾走感を生んでおり、ノイジーな電子音が甲虫の関節の軋みや羽虫の飛翔音を連想させてくれる。
35.「Sophisticated Fight」『英雄伝説 空の軌跡FC』Falcom Sound Team jdk(2004)
日本ファルコムのコンピュータRPG。軌跡シリーズ第1作の通常戦闘曲。ジャズ要素の強い軽やかな曲風で、ファルコムに多い熱い戦闘曲とはまた違ったよさがある。
36.「郷里はるか」『イリスのアトリエ エターナルマナ』中河健(2004)
ガストのRPGでシリーズ6作目。後半のフィールド曲で、故郷を離れてなお続く旅路の寂寞な雰囲気が表れている。阿知波大輔氏による前半フィールド曲「刻渡る風」とともに好きな1曲。
37.「同じ高みへ」『CLANNAD』麻枝准(2004)
keyの恋愛ADV。EDや一部シーンで用いられた。ピアノの打鍵音がどこまでも続く階段を一歩一歩しっかりと上っていく姿をイメージさせるBGMで、しっとりとしていながらも確かな決意を感じることができる。
アニメ『CLANNAD AFTER STORY』のOP「時を刻む唄」の原曲としても知られている。
38.「Esperanto」『ロックマンゼロ4』梅垣ルナ(2005)
カプコンの横スクロールアクションでシリーズ完結作。エリア・ゼロで使用された。本作のメインテーマともいえる楽曲で、GBAの内臓音源ながら透明感のある音色が爽快かつステージ背景の美しさを際立たせていた。
39.「take back the fortune」『闘神都市III』Shade(2005)
2008年に発売されたアリスソフトのRPGでシリーズ3作目。『ぱすてるチャイムContinue』「The Engaged Fortune」のアレンジ。
歌うようなギターの激しさを維持しながらも決して単調にならず聴き飽きしない楽曲。サビにかけての盛り上がりは何度も聴きたくなる。
40.「The world of curiosity」『エミル・クロニクル・オンライン』ACE(2005)
ヘッドロック、ガンホー・オンライン・エンターテイメント、ブロッコリーの3社が開発したMMORPG。PVやスノップの山道などで使用。清涼感に満ちた笛の音がこれから始まる冒険を祝福するかのようで、マイナスイオンをたっぷり浴びているときのような気持ちよさがある。
41.「熱情の律動」『ロマンシング サガ -ミンストレルソング-』伊藤賢治(2005)
スクウェア・エニックスのコンピュータRPGで1992年に発売された『ロマンシング サ・ガ』のリメイク。ミニオン戦で使用された。ラテン系の情熱的なリズムに挿まれるスキャットが絶妙で、1度でも聴いたら耳から離れないパワーがある。
42.「Attack With Conviction!!」『グランディアIII』岩垂徳行(2005)
スクウェア・エニックスのRPG。シリーズ3作目の戦闘曲。困難な道や待ち受ける強敵にもひるむことなく、信じる仲間とともに進んでいこうという勇気をもたらしてくれる。吉成曜氏によるキャラクターイラストもいい。
43.「明日への道は、君の後に続く」『ワイルドアームズ ザ フィフスヴァンガード』上松範康(2006)
メディア・ビジョンのRPGでシリーズ6作目のダンジョン曲。吹きすさぶ風を切って前進していく主人公をイメージできる楽曲で、その切り開いた道には確かな足跡が残っているのだと思わせてくれる
44.「Panther」『アーマード・コア4』星野康太(2006)
フロム・ソフトウェアのハイスピードメカACT。終盤の難関ミッションなどで流れる。熱いバンドサウンドと背筋を伝う冷や汗を思わせる固いピアノに温度差が感じられる構成で、脈打つ鼓動と冷静な思考とが入り交じる戦場の緊迫感がよりリアルに伝わってきた。
45.「狂おしいほどに」『虫姫さま ふたり』並木学(2006)
ケイブの縦スクロールSTG。最終Stage5で使用。トランスをベースに銅鑼や二胡といったオリエンタルな楽器使いをしているのがめずらしく、焦燥感と恍惚感とが同時に押し寄せてくるような向きがある。
47.「worldend dominator」『うみねこのなく頃に』zts(2007)
07th Expansionのサウンドノベル。EP2で右代宮楼座が娘を守りながら逃走するシーンを筆頭に、熱い場面で用いられることが多い。
同作はdai氏の「エンドレスナイン」など疾走感がありテキストをテンポよく読み進められる楽曲に富んでいた。
48.「SAMURAI SCANNERS」『無双OROCHI』小池雅人(2007)
コーエーのタクティカルACT。無双シリーズ10周年記念で三國無双と戦国無双のクロスオーバー作品。
三國無双の特徴であるロック調と戦国無双のテクノ・トランス感を融合させている点がクロスオーバーである本作に似合わしい。和楽器による合いの手も気持ちいい。
49.「Din Don Dan Dan」『ラグナロクオンラインII』菅野よう子(2007)
韓国のグラビティが開発中のMMORPG。テスト公開時の戦闘曲(現在も正式公開はされていない作品だが、今後もリリースされるか不明なのでサントラの発売年で表記)
民族調の「Clap Walk」のほか、菅野氏の楽曲ではお馴染みであるIlaria Graziano氏やGabriela Robin氏のボーカル曲も取り入れられており聴きごたえがあるものが多い。
50.「燃えるハロウィンタウン」『デススマイルズ』並木学(2007)
ケイブの横スクロールSTG。“Stage A-1 港町”で使用された。立ち昇る煙をイメージさせる出だしに始まり、主人公が華やかに駆けていく力強さや魔物たちに蹂躙された街の悲壮感を思わせるドラマチックな1曲。
51.「WELCOME TO CHINA」『真・三國無双5』小池雅人(2007)
コーエーのタクティカルACTでシリーズ5作目。許都侵攻戰で使用された。タフなギターに呼応するドラム、またそれに負けじとパフォーマンスを発揮する尺八の独奏が他にはない高揚感を与えてくれる。
52.「YO-KAI Disco」『まもるクンは呪われてしまった!』安井洋介(2008)
グレフとガルチが開発した任意スクロール型の呪われアクションSTG。序盤の“Stage-冥界入口”道中で使用された。とにかくポップでお祭り騒ぎのようなBGM。
これを聴くと以降のステージと展開に胸を躍らせていた記憶が甦る。“Stage-からくり城”で流れる「Karakuri Spirits」も遊び心あるにぎやかさ。
53.「Fatal Beat Clash」『ティンクル☆くるせいだーす』アメディオ(2008)
Lillianのどきどきワクワク生徒会バトルラブコメ 。バイラス戦などで流れる。熱いビートにかき鳴らされるエレキギターが展開をストレートに盛り上げてくれた。
ところどころに鐘の音の残響が入り込むことで、戦闘の壮大さと空間の広大さをイメージできるものとなっている。
54.「今日も誰とも喋らなかった」『いりす症候群!』Watson(2008)
カタテマの即死系物理パズルゲーム。曲名にある通り誰とも喋らなかった虚しさはもちろん、逆にいえば誰とも喋らずに済んだという安堵も感じられるような不思議な楽曲。
ダウナーでありながらゲームへの集中力と没入感を高めてくれるBGMが揃い踏みの作品である。
55.「ミッション17 沓岳天(トガクテン)3」『スカイ・クロラ イノセン・テイセス』中村和宏(MONACA)2008
バンダイナムコゲームスのドラマチックフライトSTG。正式名称は不明。宿敵との一騎打ちを行なうラストバトルで使用された。
ピアノ、ギター、ストリングスにコーラスと過激な盛り上がりをみせる楽曲で、息つく暇もないフライトバトルの焦燥感がドラマチックに描かれている。
56.「劫の眼」『11eyes -罪と罰と贖いの少女-』坂本昌一郎(2008)
Lassの侵蝕世界学園伝綺AVG。主人公が“却(アイオン)の眼”を発動した際に流れる。ゆったりとした曲調から激しい打ちこみによる疾走感あるメロディへと移行するのが能力の発動とマッチしていて戦闘を引き立てていた。
57.「Roar of Delirium」『マナケミア2 ~おちた学園と錬金術士たち~』阿知波大輔(2008)
ガストの錬金術RPGでシリーズ10作目。前作の「Nefertiti」に負けず劣らずの熱いギター捌きで、「Sacred Saber」や「Verethraghna」ととともに戦闘意欲をかき立ててくれた。
58.「Origin 星の記憶」『GENETOS』小山達矢(2009)
Tatsuya Koyama氏制作のフリーSTG。ラストステージのBGM。星の誕生から大自然の繁栄、生命と文明の興隆というステージ変化に沿って変化していく壮大かつ劇的な展開が美しい。
59.「乾坤の巫女」『紅魔城伝説 緋色の交響曲』柳英一郎(2009)
Frontier Ajaの東方Project二次創作。『悪魔城ドラキュラ』シリーズを意識したステージクリア型ACTとなっており、Stage3の本曲には『血の輪廻』の「乾坤の血族」がフレーズとして用いられている。
60.「GATE OF STEINER symphonic ver.」『Steins;Gate』(2009)
5pb.の想定科学ADV。メインテーマである「GATE OF STEINER -Main theme-」のオーケストラ演奏。薄暗いアルペジオが始まりを告げる不穏な楽曲だが、その運命の只中で希望を捨てずもがき続ける主人公を連想させるメロディラインが胸を打つ。
収録は「STEINS;GATE SYMPHONIC REUNION」もしくはPS3版特典「STEINS;GATE SYMPHONIC MATERIAL」
61.「The world of spirit Type zero (A Zone)」『ダライアスバースト』土屋昇平(ZUNTATA)2009
タイトーの横スクロールSTG。最終ステージで使用された。フュージョン系に和楽器とコーラスが混じるオリエンタルな楽曲で、その力強さからは大自然や生命の神秘といったものが感じられる。
こちらは「ダライアスバースト リミックス ワンダーワールド」に収録されたアレンジ。
62.「魂の絆」『円卓の生徒』神保直明(2010)
エクスペリエンスのファンタジー3DダンジョンRPG。イベント戦で流れる。まっすぐで伸びのある弦の主旋律が際立っており、美しく儚いストーリーをより鮮明なものにしていた。
63.「Inevitable Struggle」『英雄伝説 零の軌跡』Falcom Sound Team jdk(2010)
日本ファルコムのコンピュータRPG。軌跡シリーズ5作目。銀などのイベント戦やラスボス戦で用いられた。
身体の底から力が湧いてくる躍動感があり、特に繰り返されるサビのメロディからは譲れない想いの強さが痛いほど伝わってくる。
64.「Blackout City」『BIT.TRIP RUNNER ~リズム星人の激走~』Anamanaguchi(2010)
Gaijin Gamesのリズム+横スクリーンACTでシリーズ4作目。メインメニューで流れる。
運動会の徒競走を思い出すロックなチップチューンで、全編を通して気合いの入りようが尋常ではなく思わず笑みになってしまった。
65.「フィールド」『二ノ国 白い聖灰の女王』久石譲(2010)
レベルファイブのファンタジーRPG。DSの『二ノ国 漆黒の魔導士』のPS3移植版。スタジオジブリがアニメーションの制作を協力しておりBGMは久石譲氏が務めた。ヨーロッパで販売されている「Ni no Kuni: Wrath of the White Witch (Original Soundtrack)」に収録。
66.「Fighting Blade」『グランナイツヒストリー』工藤吉三(2011)
ヴァニラウェアのファンタジーRPG。戦闘時の接戦やイベント戦で使用。スタイリッシュな弦楽器に次々と繰り出されるクールなベースに痺れが止まらない。
67.「夏の甲子園決勝」『実況パワフルプロ野球2011』田川義浩/佐藤直之(2011)
コナミの野球ゲーム。サクセスモードの甲子園決勝戦で使われた。白球に込められた闘志がこれ以上なく伝わってくる熱い楽曲。
これを聴くと実況アナウンサーの声や金属バットの打撃音が頭をよぎり出す。
68.「SIX-HEROES」『ブレイブルー クロノファンタズマ』石渡太輔(2012)
アークシステムワークスの2D対戦型格闘ゲーム。六英雄同士の対戦で流れる。パイプオルガンによる幕開けから鳴り響く勇壮なメロディがかっこよく、まさに力と技の頂上対決に打ってつけといえる楽曲。
69.「Departure」『パズル&ドラゴンズ』伊藤賢治(2012)
ガンホーのパズルRPG。ノーマルダンジョンの道中曲で、陽気で麗しい曲調が遥かなる旅への出発を飾るにふさわしい。
テクニカルダンジョンの「A New Journey」とともにパズドラを代表する楽曲。
70.「這寄混沌 ~Crawling Chaos~」『英雄*戦姫』大嶋啓之(2012)
天狐の美少女英雄に囲まれて世界を征服する地域制圧型SLG。ラストバトルらしい力の込められたOPアレンジが戦闘意欲をもりもり上げてくれた。
世界各地の戦闘で異なる曲が用意されており、南米戦「日輪祝祭 ~Inti Raimi~」をはじめアジア戦「桜花乱舞 ~Oriental Wind~」やEU・ロシア戦「雪原行軍 ~General Frost~」など小粒揃い。あとアショーカの服装がすごかった。
71.「14章 電光石火の激突」『新・光神話 パルテナの鏡』桜庭統(2012)
72.「愛を知らない天使 [Natural born dolls]」『デモンゲイズ』神保直明(2013)
エクスペリエンスのファンタジー・ダンジョンRPG。各ダンジョンボスであるデモン戦で使用された。
半機械生命体であるデモンという存在を人の声を機械でサンプリングしたVOCALOIDによって表現しているのがふさわしく、戦闘曲らしいノリに電子的な澄んだコーラスが加わることで奮激とともに悲壮感も漂っている。
随所で聴こえてくる「M・K・H・N・U・V・A・U・P・E」というフレーズは登場するデモンの頭文字を並べたものと思われ、この曲の他にも「青き狩人 [Blue eye's hunter]」や「瞳の宿命 [Cross GAZER]」など多くの楽曲にVOCALOIDが採用されている。
73.「黒の一閃」『ゴッドイーター2 レイジバースト』椎名豪(2013)
バンダイナムコゲームスのドラマティック討伐ACT。オロチ戦で流れる。シリーズでもめずらしく三味線や尺八を使った和風チューンとなっており、そこに金管が加わることでアップテンポながら大河などをイメージさせる雄大さも備わっている。
74.「Updraft」『エスカ&ロジーのアトリエ ~黄昏の空の錬金術士~』柳川和樹(2013)
ガストの旧約錬金術RPGでシリーズ15作目。エスカの通常戦闘曲。多彩な楽器による軽やかな曲風が明るく元気なエスカにぴったりで、聴いていて愉快な気分にさせてくれる。
『少女革命ウテナ』の「絶対運命黙示録」を彷彿とさせる下田祐氏の「蜂群崩壊症候群 -Colony Collapse Disorder-」もインパクト抜群だった。
75.「Miami Disco」『Hotline Miami』Perturbator(2013)
Dennaton Gamesの2D見下ろし型アクション。ステージ8で使用。サイケデリックでバイオレンスなゲーム性とマッチしていてステージをノリノリで進めていくことができる。
76.「幸福の残滓」『ハピメア』虻川治(2013)
Purple softwareの甘くて切ない悪い夢のADV。各ルート終盤や重要なシーンで用いられた。メランコリックでありながら澱みのないメロディが美しく、物語との相乗効果でカタルシスをもたらしてくれるBGMだった。
77.「戦いの日々」『イザナギオンライン』藤澤健至(2013)
アソモビ株式会社が提供しているMMOアクションRPG。ボス戦で流れる。重厚な低音に小刻みに奏でられる和楽器や弦楽器の響きが小気味よく、戦闘の迫力を増してくれる1曲。
78.「合肥の戦い CYCLONIZED TYPHOON」『真・三國無双7』小池雅人(2013)
コーエーテクモゲームスのタクティカルアクションでシリーズ7作目。シリーズではお馴染みの張遼に、今作から新たに加わった楽進と李典の3人組が活躍する合肥の戦いで用いられる。
激しいギターサウンドが留まることなく鳴り渡る嵐のような楽曲で、それまで仲の悪かった3人が結束して孫権軍に大打撃を与える勇猛さを印象深いものにしてくれた。
79.「剣の宿命」『剣の街の異邦人』神保直明(2014)
エクスペリエンスのダンジョンRPG。イベント戦などで流れた。多くの曲にVOCALOIDが使われており、 任意でボーカルのオン/オフを切り替えられる。
ストリングス主体の流麗な旋律にVOCALOIDの歌声が響く、悲壮感や使命の重さがひしひしと伝わってくる楽曲。
80.「バケーションズノイジー」『魔神少女 -Chronicle 2D ACT-』来兎(2014)
INSIDE SYSTEMの2DACT。ベルファ島で使用された。南国でバカンスの真っ最中といったBGMで、冗談を飛ばしながらどこまでも楽しみ尽くしたくなる気持にさせられた。
81.「バトル3:死力の限り」『VenusBlood -HYPNO-』solfa(2014)
dualtailの拠点侵略&魔王洗脳触手SLGでシリーズ8作目。堂々としたピアノが盛り上がりとともに加速する疾走感あふれる楽曲で、部隊を率いた戦闘をより洗練されたものにしていた。
82.「運命~Grand Battle~」『Fate/Grand Order』芳賀敬太(2015)
DELiGHTWORKSのRPG。メインシナリオや一部イベントのボス戦で“GRAND BATTLE”の表示とともに流れ出す。
ピアノのイントロから始まる壮大かつ悲愴感ある曲調で、命運を懸けた決戦を不退転の意志で臨むサーヴァントたちの戦いを情熱的に紡ぎ出してくれている。
83.「46-:ri9」『ゼノブレイドクロス』澤野弘之(2015)
モノリスソフトのシームレスオープンワールドRPG。白樹の大陸(夜)で流れる。広がりのある音使いが印象的で、虫の鳴く草陰を連想する静かな出だしから大樹の茂る雄大な自然が頭に浮かぶサビまでがたまらない楽曲。
84.「Konga Conga Kappa (King Conga)」『Crypt of the NecroDancer』Danny Baranowsky(2015)
カナダのBrace Yourself Gamesが開発したローグライクリズムゲーム。ビートのタイミングに合わせて1マスづつステージを攻略していくという発想がおもしろい作品。
こちらはボスであるKing Conga戦で使用された楽曲で、ビートと打楽器による軽快でリズミカルな組み合わせが気持ちいい。
85.「水の調べは霊霧の導き」『テイルズオブゼスティリア』椎名豪(2015)
バンダイナムコのRPGでシリーズ主要作第15弾。ゲーム中盤の4つの試練が待ち構えている神殿の1つ“水の神殿ルーフェイ”で流れた。
4つの塔で使用されるBGMにはそれぞれ同じフレーズが用いられているが、水の神殿で流れる本曲はピアノとストリングスに笛やコーラスが加わることでより神秘的な趣きを感じられる。
86.「SUNSHINE COASTLINE」『イースVIII -Lacrimosa of DANA-』Falcom Sound Team jdk(2016)
日本ファルコムのオープンワールド型アクションRPGでシリーズ8作目。主人公が漂流し辿り着いた先である無人島の名知らず海岸で使用された。
燦々と輝く太陽を彷彿とさせるイントロのエレキギターにはじまり、続くピアノは日光がきらきらと反射する海面を思い浮かばせる非常に冒険心をくすぐらせるフィールド曲。
87.「一撃の決意」『フィリスのアトリエ ~不思議な旅の錬金術士~』矢野達也(2016)
ガストの錬金術再生RPGでシリーズ18作目。3度繰り返されるサビのフレーズがタイトル通りの強い決意を思わせるバイタリティのある楽曲で、愁眉を感じさせない明るさが強敵との戦闘も苦のないものにしてくれた。
88.「No Turning Back」『いけにえと雪のセツナ』三好智己(2016)
Tokyo RPG FactoryのRPGで“Project SETSUNA”1作目。通常戦闘曲。レアモンスター遭遇時の「Rare」とともにピアノとパーカッションによって戦闘の緊迫感を引き立てつつ、雪に覆われた純白の世界観を彩りあげている。
89.「星魔神」『デモンゲイズ2』神保直明(2016)
エクスペリエンスのファンタジー・ダンジョンRPG。デモン戦の楽曲。前作に続いてVOCALOIDが採用されており、この他にも「魔神変体」など聴きごたえ充分だった。
収録は予約特典の「BEST SELECTION DEMONGAZE MUSIC DEMON GAZE I & II」
90.「Metalic Bow Fight」『神獄塔 メアリスケルター』大山曜(ZIZZ STUDIO)2016
コンパイルハート の3Dダンジョン型RPG。設定やキャラクター名に童話をモチーフとしているメルヘンな作品。BGMの多くはループせず、最後まで再生されてから再び冒頭に戻る構成になっているのがめずらしかった。
本曲はエリアボスとの決戦時に使用されたもので、キャッチーなメロディに固い弦の響きとバンドサウンドが見事に調和した音色がシンフォニックメタルを思わせる。
91.「決戦! ボス」『Miitopia』須戸敏之/後田信二/高橋優海/井上萌 (2016)
任天堂のみまもりシミュレーション。任天堂のゲーム機で使用できるMii(アバター)を配役して魔王を倒すために冒険する作品。本曲はボス戦で使用されており、かわいらしいMii達の姿からは想像できないような躍動感あふれる楽曲に仕上がっている。
92.「Every Day Is Night」『VA-11 Hall-A』Garoad(2016)
ベネズエラのSukeban Gamesが開発したサイバーパンクバーテンダーADV。ミドルテンポのジャズフュージョンによるノリがよい1曲。
ドット絵に合うレトロな曲調が作品の雰囲気ともマッチしており、他にも「Umemoto」と「Digital Drive」あたりが個人的には好き。
93.「戦場 明日を掴むは死闘の先」『世界樹の迷宮V 長き神話の果て』古代祐三(2016)
アトラスのRPGでシリーズ5作目。ストーリー後半の通常戦闘曲。エレキギターがメインの緊迫感と爽快感を併せもった1曲。途中で加わるサックスも壮麗で、ギターと掛け合わさるサビは何度でも聴きたくなる。
94.「Final Blow」『ゴシックは魔法乙女~さっさと契約しなさい!~』星野沙織(2017)
2015年から配信されているケイブの正統派! ドS!? 乙女系♡STG。2018年のイベント「闇に染まる物語~フェアリーテイル・レヴェナント~」において使用された。ヴァイオリニストで同ゲームのプレイヤーでもある星野沙織氏の楽曲で、収録は氏が直販している「Overdose」。
当ゲームのメインコンポーザーである松本大輔氏の楽曲では「飛翔、戦いの空へ」と「倒さねばならぬ者」がお気に入り。
95.「Dreaming Beauty~夢見る美しさ」『幻想少女大戦夢』cobu(2017)
さんぼん堂のスパロボ風東方二次創作SRPG。シリーズ4作目にして完結作のラスボス戦で流れる。ピアノとストリングスにVOCALOIDを主体とした楽曲で、決戦を幻想的かつ華やかに演出しふわふわと夢の世界を揺蕩っているかのような気分にさせられた。
同作は数曲を除いて全て東方楽曲のアレンジが用いられているが、Ibiza氏の「瓶詰の仔羊~Fall Asleep」といいオリジナル楽曲にも力が注がれている。
96.「紫陽花 ~その3~」『リディー&スールのアトリエ ~不思議な絵画の錬金術士~』矢野達也(2017)
ガストの錬金術再生RPGでシリーズ19作目。リディー終盤の通常戦闘曲。色とりどりな紫陽花の名にふさわしい煌びやかで変化に富むBGM。
スール終盤の通常戦闘曲である「向日葵 ~その3~」もクライマックスにぴったりな盛り上がりをみせてくれる。
97.「Hope journey」『LOST SPHEAR』三好智己(2017)
Tokyo RPG FactoryのコンピュータRPGで“Project SETSUNA”2作目。フィールド探索時のBGM。ピアノと笛を主体とした落ち着いた楽曲で、哀愁を帯びつつも優しさに包まれるような安心感が心地いい。
98.「いざ咲き誇らん!」『天華百剣 -斬-』浅田靖(2017)
あまた株式会社の美少女剣撃アクションRPG。迫力ある低音に尺八や三味線の音色が楽しい優雅な和ロック。戦いに挑む少女たちの剣捌きをより華やかに映し出してくれる通常戦闘曲だった。
99.「Reach for the Summit」『Celeste』Lena Raine(2018)
カナダのMatt Makes Gamesが開発した雪山の頂上を目指していくACTゲーム。雪模様を連想させる静謐なピアノに、頂上を目前に控えた達成感が伝わってくるのびのびとした楽曲。
100.「高みを目指して」『プリンセスコネクト!Re:Dive』西木康智(2018)
知らぬ者はいないといわれるCygamesのアニメRPG。曲の雰囲気が被るのを避けるために多くの作曲家を起用しておりサントラの質も高い。
本曲はユーザー間でランキング報酬を争うバトルアリーナのBGM。ハイテンポかつスリリングなヴァイオリンとギターが1分30秒という時間制限付きバトルの緊迫感をストレートに表現している。これを聴いているとグラブルもプリコネもやるからには高みを目指さなきゃって気持ちが湧いてくる。
以上です。耳慣れたものから知らないものまで、古戦場のお供に気に入った曲があればぜひ原作やサントラにも手を伸ばしていただけると嬉しいです。